2026年3月18日水曜日

卒業式校長式辞

 

卒業生の皆さん、
ご卒業、おめでとうございます。

こうして第70回石川小学校卒業証書授与式を盛大に挙行できましたことはこの上もなく私どもの喜びです。このよき日にご臨席賜りましたご来賓の皆様、これまでのご支援ご協力に感謝するとともに、心よりお礼申し上げます。

そして、保護者の皆様。
お子様の晴れのご卒業、誠におめでとうございます。
これまで大切に育ててこられた日々に、心から敬意とお祝いを申し上げます。

――六年前の春。

皆さんの入学式は、校庭で行われました。
新型コロナウイルスの影響のためで、例年とは全く違う形の入学式でした。

青い空の下、少し間を空けて並んだ様子。
緊張した表情で座っていた、まだ小さな一年生の皆さんの姿を保護者の皆様は覚えていらっしゃることと思います。

あの日の皆さんの小さな背中をお家の方が温かく見守り育み、
今日、こうして立派に成長した姿となって卒業式を迎えたことを思うと、胸がいっぱいになります。

この六年間、皆さんは本当に多くのことを経験してきました。

コロナ禍のため、思うように行事ができない時期もありました。給食さえも楽しくお話ができない、グループでの学習も距離をとらなければならない時期もありました。

この後、皆さんが歌う「大切なもの」の歌に、当たり前の日々をもう一度振り返る、そんな歌詞があります。毎日は、当たり前ではないのです。周りの人の温かい心の中で育まれてきたのです。一つ一つ積み重ねてきたものがそこにあります。

皆さんは、できることを一つ一つ増やしながら、一日一日積み重ねてきました。

長寿命化建築工事のため、校庭と体育館をローテーションで遊んだり、プレハブ校舎での時を経たり、新しい校舎が完成し、二回の引っ越しをしました。石川小学校は大きく変わりました。

皆さんは、この新しい校舎で約一年間を過ごすことができました。

明るい教室。バリアフリーの校舎。
新しく生まれ変わった石川小学校の中で、
友達と笑い合いながら過ごした時間は、きっと皆さんの心に残る宝物になっていることでしょう。

さらに今年、石川小学校は創立七十周年という大きな節目を迎えました。

七十年という長い年月の中で、
多くの先輩たちがこの学校で学び、
そして、それぞれの道へと羽ばたいていきました。

その歴史の一ページには、
皆さんの六年間もしっかりと刻まれています。

六年生の皆さん。

これから皆さんは、中学校という新しい世界へ進みます。

新しい学び。
新しい挑戦が待っています。

きっと、うれしいこともたくさんあるでしょう。
でも、時には悩んだり、立ち止まったりすることもあるかもしれません。

そんなときは、
どうか思い出してください。

石川小学校で過ごした日々を。

友達と励まし合ったこと。
力を合わせて頑張ったこと。
うまくいかなくても、あきらめず何度も挑戦したこと。

その一つ一つが、
これからの皆さんを支える大きな力になります。

そして、どうか忘れないでください。

石川小学校は、
いつまでも皆さんの母校です。

皆さんがここで過ごした日々は、
これからも、この学校の宝物として残り続けます。

皆さんの未来が、
希望に満ちた、温かい出会いに恵まれたものとなることを、教職員一同、心から願っています。

六年生の皆さんのこれからの歩みに、
大きなエールを送り、式辞といたします。

令和八年三月十八日
水戸市立石川小学校長  堀江 昌代